YOLO日記

2021.11.08

僕といっしょ

十代の多感な時期に出会った漫画。

引きこもりの私に、当然、”青春”なんてものは無く、

ひたすら地底を這っている様な精神状態で読んでいたのだと思います。

 

前作稲中卓球部的なギャグテイストですが、

どこか奥行きと憂いにリアルを感じ、

とても大切なバイブル的作品となりました。(ギャグ漫画だぞ)

現在YOLOでは密かなブーム!

 

登場人物はハチャメチャながらも、逞しく生きる家出少年たち。

たまに真面目な事を言ってハッとさせますが、

言ってるそばから矛盾した行動をとってしまうのがツボ。

で、それが笑い所になっている。

 

と、世のお笑いのネタの殆どは、このビミョーにズレた掛け合いからヒントを得ているのだと気付きました。

今、福祉業にいるからよく分かる『定型発達者と非定型発達者の掛け合い』なのだと。

 

言ってるそばから矛盾すると言う、言動の不一致は、

何も非定型発達者だけの事では有りません。

その様な光景は、我々の日常的なやり取りの中でも散見します。

リアルでは、それを突っ込みすぎてもアレなので、スルーするか、可能ならば笑に昇華します。

 

だけど、それが繰り返されるとその相手を信用出来なくなりますよね?

それはそれでお笑い要員として重宝出来れば良いのですが。

 

この世の中は、ある意味カチッとしていて、でもその大半が不文律な世界です。

そんな世界で非定型発達者たちは、おそらく、一生涯を苦しみと共に生きるのでしょう。その特性が故に

 

適応がこの社会での数少ない正解ルートであるなら、

そこに賭ける価値もあるのだと思います。

先ずは地に足つけないと、ただの変人扱いで終わる可能性も相当高いので。

 

という風に、言動の不一致が、

どれほど他者に不快感を与え、信用を無くしているのかを知るために、

一度この漫画を読んでみませんか?

お陰で私は、ブキッチョなりに“0歳スタートを切れたのだと思います。

 

読んでみてハッ!と、『この主人公たちは僕(私)といっしょかも!?』と感じたなら

きっと私と同じタイプの人間なのかもしれませんねw

 

事務所にありますので何時でもどーぞ!!マジレビューの方はH氏に任せます!ヨロシクwww

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