YOLO日記
2025.12.19
積読
この半年でたくさんの本を読んだ。
元々かなりの本嫌いなワイなのだが、とても知りたい事があったんだろね。
現在、人生初の積読?!状態。
インターネットやSNSはプル型メディアといい、テレビ・ラジオ等はプッシュ型メディアなのだという。
自分で検索するからプル型。勝手に情報が流れてくるからプッシュ型だと。
で、現代人はSNS漬けだから自分の欲しい情報だけを見ている(チェリーピッキング)。
またアルゴリズムによりエコーチェンバー型人間の出来上がり。
まーそれが心地よいもんなのだから仕方ないって感じ。
だから、否が応でも入ってくる情報も軽んじてはいけないなと思った。
いわゆる“誤配”の大切さ。
そう考えたのも、とある哲学者の『年取ったらコスパ/タイパが良くなる』という話があったから。
この場合のコスパ/タイパとは、知識や経験則による現在の選択のこと。
だから、コスパ/タイパの申し子(?)である若者が、いくらそれを目指しても、
年寄りよりコスパ/タイパは悪いのである。
で、年寄りはその知見から若者に『正解はこれなんだから言うこと聞け!』と物申す。
そりゃ、すれ違うよねって思ったんだよね。
自分も若者だったってことを忘れてはいかんのだよ。
『年取って頭固くなるのは当たり前』『50代は存在だけでハラスメント』 😅
ムムム… ならば、誰もがそうなるってことも念頭に置かないとね。
話がそれたが、要はマネジメントの基礎を知りたかったのである。
そういった立場でありながら、一般的な『こういうもんだ』な指導をしていた。
そもそも、それ自体に常々疑問を持っていたところもある。
それで、今更ながら凝り固まった頭を解そうと本を手に取ったのである(普段は福祉本しか読まない)。
まず、ランキング上位的な組織論的本を読んだ。
うーん、なるほどそういう仕組みか。
次に最近のマネジメント本(これもベストセラー)を読んだ。
前のと共通点があるなぁ。
次にコーチングの本を読み、そして行動経済学の本2冊と、
ドラッカーやカーネギー等の古典も読んだ。
で、一番興味を持ったのがコーチングの本だった。
『こ れなのか!?』と感じたが、ただ胡散臭くもあり、安定の古典に走った。
そしたら古典の中のエッセンスがコーチング理論に入っているではないか!
そして現代の行動経済学でそれらに学術的根拠もあることが紐付いた。
中身をめっちゃ端的に言うと
『人の気持ちを傷つけることで人間を変えることは絶対にできないし無益だ』
『生得的な特徴が核』
ということ。
こんな風にやらなきゃダメなんだが、案外そうはなっていないこの世界。
その理由は日本人の内在化した価値観。リフレーミングは大切!
行動経済学でそれとなく理解したが、改めて人は感情的な生き物なわけだ。
コーチング理論は、人のポジティブな面を引き出す考えだから、否定もしなければ答えも言わない。
答えはその人の中にある。これも人の原始的反応を理解しないと扱えないだろうと納得。
ぐねぐね遠回りしたよなぁ。
人に対する解像度を上げていくこと。
それは障害者支援にも当然応用可能だし、福祉的知見との共通点もあるんだよね。
同じ人なんだから当たり前。
お陰でコミュニケーション研修資料が一本作れたよ!まーまーね❤️
色々読んで思ったのは、コスパ/タイパを求めるなら先ずは古典を読むことだ。
大概の知識は体系化されているから、枝葉より原著から当たるべきだと思った。

