YOLO日記

2026.03.11

3月11日という日

 「10年ひと昔」という言葉があります。

世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう昔のことになってしまう。そんな意味のことわざです。
  
2011年3月11日。
 
 
あの日から、今年で15年になります。
 
あの日、皆さんはどこで、何をしていたでしょうか。
私は当時勤めていた事業所で、ある利用者さんのことでヘルパーさんと電話をしていました。
 
電話を終えてデスクに戻ると、周りの人たちが
「今、大きい地震あったよね?」
と話していました。
 
私は電話をしながら立って歩いていたこともあり、
「あれ?少しよろめいたかな?」
という程度の感覚でした。
 
その時点では、事の重大さをまったく理解していませんでした。
当時は、今ほどスマートフォンが普及しておらず、情報もすぐには入ってきません。
Yahooニュースで「東北が大変」という情報は出ていましたが、具体的に何が起きているのかはほとんど分からない状態でした。
 
仕事を終え、家に帰るため車に乗り込み、カーナビのテレビをつけました。
そこで流れていたのが、あの津波の映像でした。
 
最初に見たとき、正直こう思いました。
「スマトラ島沖地震の津波の映像かな。津波は怖いですよ、というニュースなんだろう」
 
でも、それが今この瞬間、日本で起きている出来事だと分かった瞬間、言葉にできない感覚になりました。
 
なぜかは分かりません。
ただ、とっさにこう思いました。
 
「帰らなきゃ」
 
その日は、たまたま身ごもった妻が家にいました。
しかも、当時住んでいた家はお世辞にも立派とは言えない古い家。
「家は大丈夫だろうか」
そんなことを考えながら、急いで帰りました。
  
幸い、福井市は大きな被害もなく、家は無事でほっと一安心。
 
しかし東北では、多くの命が失われました。
地震と津波によって、2万人を超える方が亡くなる、または行方不明になる未曾有の災害でした。
改めて、亡くなられた方々へ心より追悼の意を表します。
 
 
「絶対」はない
 
 
この震災、そしてその後のコロナ禍などを通して、強く思ったことがあります。
 
それは
「絶対」というものはない
ということです。
 
どれだけ安全と言われていても、
どれだけ準備をしていても、
人の想定を超える出来事は起こります。
 
そしてそのたびに、社会は見直され、検討され、改善されていきます。
「安全」は完成するものではなく、
更新され続けるものなのかもしれません。
 
その積み重ねが、少しずつ
「安心」という形になっていくのだと思います。
  
これからの10年のために
 
 
どんなことにも、一抹の不安はあります。
でも大切なのは、それにどう向き合うか。
この15年間、皆さんはどのように過ごし、どのように歩んできたでしょうか。
今ある生活は、決して当たり前にあるものではありません。
社会も、環境も、人の暮らしも、必ず変化していきます。
だからこそ、これからの10年、20年の安心につながるように。
 
身の回りから整え、
できる備えをし、
変化に対応していく。
 
そんなことを、改めて考える日なのかもしれません。

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