YOLO日記

2020.07.21

教育と・・・子育て?

 少しずつ第2波が迫って来ている日々ですが・・・。

引き続き密に気を付けていきたいと思う日々です。

そんな中、先日保護者懇談に行ってきました。

コロナの影響もあり、先生との面談もついたて越し(犯罪者ってこんな感じなのかなと思いました)で会話をしていました。

また、先生との面談も自身が行くのは初めてでした。

主に話をする内容としては・・・

学校での過ごし方

勉強の得意不得意

家での状況

などなど・・・。

大体話をするのは決まっていて。

先生たちも悩まれているみたいでして。

保護者に言いづらいことを伝えるということが過度なストレスなんだろうと感じました。

こちら側から子供たちの課題を指摘するとわかっていただけているという感触が伝わっているということで話がすらすらと。

結局、一人10分といっていたところを2人合わせて1時間もしゃべって帰ってきました。(ほかの保護者の方ごめんなさい)

ところで・・・

そもそも教育って何なんでしょうか?

誰のための教育なんでしょうか?

教育基本法

前文

我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

とあります。

国の未来を切り拓く教育の基本というものの中で教育基本法が作られており、第1条にはこう書いてあります。

第1条

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

とあります。

また、教育の目標としては

第2条

  • 第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
    • 一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
    • 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
    • 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
    • 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
    • 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
  • とあります。

要は国家・社会に対して必要な人材を育成し教育するための法律だということです。

では、この教育から外れる人たちには教育は必要ないのでしょうか?

結論からすると必要。ですが、教育をしなくていいと昔は言われていました。

実際に1979年までは養護学校(現特別支援学校)というものは存在しておらず、障害児などは学校教育法18条の規定により就学することを免除もしくは猶予されていました。

学校で学べない。じゃあどこで誰が代わりに教育をしたのか?

1979年までは重度障害者は親が先生の代わりをして我が子に教えていたのです。

また、施設などにいた子供たちは職員が先生になり教育をしていました。

学校という場所がないところでも様々な角度から教育というものは行われており、ニーズはそこにありました。

障害福祉の父といわれる糸賀一雄は発達の保障というものを訴え近江学園を作り発達教育を独自で行う一方、国は免除という形で障害者への教育というものから目を背けていたのかもしれません。

現在共生教育を進めていく一方、障害を持った子供がクラスにいることで授業が進まない、集中できないなどの声により教育の幅がせまい状態があります。

学力も大切ですが、一人ひとりの社会力をつけていくことこそが教育基本法の前文にあった「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育」につながるのではないのでしょうか?

そのためにも集団と個別のバランスを改めて見直す必要があると思います。

コロナの影響で教育が変化している今、社会力にも目を向けた新たな教育を学校・地域が共有して作り上げていきたいものです。

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