YOLO日記
2021.05.18
たまには・・・
タイトルの通りたまにはにちなんだことを書いてみようかと。
最近のたまにはでいうと、・・・・映画が見たい!
自分の時間が全くと言ってなく。
自分のことで一日が終わることがありません。
だからこそ映画が見たい!
ちなみに今見たい映画でいうと、シン・エヴァンゲリヲン。
テレビ版が始まって25年たち、ようやく終わりました。
テレビ版が始まったときはちょうど高校生で、リアルタイムではなく、夏休み特番で平日の午前10時半から11時で39チャン(福井テレビ)で放送してました。
あの当時見た感想はと言うと・・・「他人は所詮自分の心の中なんてわからないし理解できないんだ。」と思ったのを覚えています。
すごく深く、この感情って自分が体験しないと、この脚本やシナリオはかけないと思って当時見ていました。
(今思うと私、どんな少年時代を過ごしてるんだ?)
その後、映画が出来て今でいう「旧劇場版」と言われるのを見に行った時に思った感想が
「あー。人類が補完され、みんないなくなった。そして、アダム(碇シンジ)とイブ(アスカ)のように知恵の実を得た2人の世界をもう一度作ることがその人にとっての生きる場所の創造ということなんだ」と感じました。
色んな状況(セカンドインパクトやサードインパクト)に追い込まれ、その中で社会(エヴァに乗る)に合わせて生きてきた結果、「自分の価値なんて自分にしかわからない。」他者に認められたところで、それは一過性のものでそれを批判する人がいたり、一つの失敗などで認めたことをなかったことにしてダメな人間としてみたり。
だからこそ人類補完計画を発動させて他者と自分の一体化することが最大限で自分を認める唯一の方法になったんだと思っていました。
また、私個人としては旧劇場版ってすごく納得のいく終わり方でした。良くも悪くも天地創造の根底はこうなのかもと思ったりもしました。
※あくまで個人の見解です!「この解釈は違う!」と批判せず、「理解」を求めることが大切だと思います!
まー、一般的には「すごく理解できない!あんな終わり方では誰も救われない!」なんて言われていて、庵野さんは悩まれた(どうやったら庵野秀明を殺すかなどのスレッドがあったみたいです。)結果、「エヴァンゲリヲン・序・波・Q」を作り、紆余曲折しての「シン・エヴァンゲリヲン」。再構築された集大成。まだ見れてませんが、どんなものなのか楽しみです。(これにさらに批判が出てはいますが・・・なんでなん?)
けど、生活している中で長時間の映画を見るハードルは高く・・・。あー自分の時間を作るのって大変!
あ、最後にもう一つ。
視点を変えてアニメ「エヴァンゲリオン」を独自で読み解いてみたいと思います。
全体を通して主人公の碇シンジを見てみると、些細な事を大きくとらえ、常にできない。逃げちゃだめだ。なんて言っています。
支援や社会、生活や仕事の中で「なんだ、そんなこともできないの?」とか「これくらいできるでしょう?」なんて思う場面があるかと思います。福祉支援の現場でも支援員や相談員さんが利用者さんに向かって何気なく言っています。(悪気はないんだと思います。)
けど、本人にとっては不安や恐怖を抱えて命がけでやっていることや、人の何倍も努力しないとできないこと、結果できなっかったことだったりします。
それを否定されたり、批判されたときにはどうでしょう?過去のブログでも書いたかと思いますが、自分を認めるという自尊心や成功体験が育っていくとは思いません。
現に摂食障害の方が過食・拒食になるキッカケは何気ない周りからの声だったりします。
私がかかわった女性の利用者さんは「太ももががっちりしてるね?運動部に入ってた?」なんていう何気ない会話がキッカケで拒食になられておりました。(じゃあ何を会話すればいいの?なんて思ったりもするかと思いますが・・・)
話はそれましたが、自分のできること、できないこと、それを他人の物差しで測ればできない人になってしまうし、社会では当たり前のように起きている。まさに弱肉強食の世界です。
けども、自分の物差しで自分の最大限を生かすことで人というものが生きていけるのであればそれでいいのではないのか?
こんな視点でテレビ版のエヴァンゲリオンをみると意外に「庵野秀明」が感じた当時の思い、生きづらさ、生きるという部分を見ることが出来るかもしれません。
好きなことをして生きるためには命を削ってでも作品を作る。命よりも作品が上と公言されていました。
また、庵野さんを取り巻くスタッフも同じように「命を削ってでも作ります」と言っておられ、テレビの中のインタビューで「なぜ、庵野さんと仕事をするんですか?」という質問に対して「好きなことをさせてもらって仕事をしているから」と言われてました。
それって最大の生きるということへの究極の答えなのかなと思います。
生きることにもう一度目を向けてみませんか?