YOLO日記
2022.08.24
南くんの恋人
ご存知でしょうか?
ドラマでご存知の方が多いのかと思います。
1990年代だと主人公が武田真治と高橋由美子。
2000年代だと元嵐の二宮和也と深田恭子。
2010年代だと中川大志と山本舞香。
なんと初回の単発ドラマも合わせると4回もリメイクされている作品なんです。
このドラマ(内容は書き始めるときりがないので知りたい方はウィキペディアを参照)もともとはガロ(90年代にひそかにはやっていたアングラの漫画)に掲載されていた漫画なんです。
作者は内田春菊さん。
(ご自身の子供の名前をα「アルファ」とかβ「ベータ」とかγ「ガンマ」とかδ「デルタ」とか個性的な名前を付けておられる方です)
ドラマではすごくプラトニックな恋愛を主人公の二人が織りなすのですが、原作漫画では以外にも青年期の生々しい心情描写がちらほら。
内田さん自身もあとがきの中でポルノ要素について言及しているのですが、読者からはプラトニックな恋愛ですよね?と言われ困惑したなんて言う逸話があります。
漫画=内田さんが書きたかったことを表現
ドラマ=漫画を読んだ読者のプラトニックな表現
というのが正しいかもしれません。
内田さん自身いろんな作品がありますが実体験をもとにしていたり、自分の現在の心理状況に応じて作品を作られている方で、青春時代私は作品をこぞって読んでおりました。(ちなみに国語の成績は中高と5評価中ずっと2ですw)
特に「水物語」という作品は永作博美さんが一人芝居で舞台化もされていますので必見です。
青春時代に読んだ作品を大人になって改めて読むとなるほどと感じるところもあり、年を重ねたことを実感します。
昨年YOLOでは障害福祉をテーマに事業所独自の読書感想文コンクールを開催しました。
この時を機にしばらくしていなかった「本を読む」ということに目を向けてこの1年取り組んできました。
そういうものだという先入観や過去の経験が邪魔をして新しいことを受け入れられなくなってくる今、凝り固まった頭を柔らかくするため様々な知識を取り入れ、支援や生活に生かして行けるようこれからも本を読むことをしていきたいと思います。