YOLO日記

2020.03.11

おすすめ本「母よ!殺すな」①

新規ドキュメント 2020-03-08 16.03.30_1

2020.03.07

ギリギリ

 今週は忙しくてブログの更新がギリギリになりました。(もうアウトかも)

毎月月初めは福祉業界は忙しいのです。

なぜかというと「請求業務」があるからです。

毎月10日までにお役所様へヘルパー利用の実績を報告して報酬を頂いております。

大体どこの事業所も事務員さんがその業務を行っているのですがYOLOは若輩者ですので

みんなでやっております。(役割分担大切です!)

そんなことはさておきコロナウイルスの猛威がひしひしと迫っています。

その影響もあって下の子の保育園では発表会が中止...ではなく縮小。

いつもだと年少、年中、年長さんなどが入り混じって午前中いっぱい発表があるのですが、

今年は時間を区切って自分たちの子供達だけを見る形に変更。

また、家の人も2人までになりました。

上の子の時には例に見ない大雪。今年はコロナ。

呪われているのでしょうか?

一生懸命練習していたのでお手伝い&見に行きたいと思います。

あと、イベントで言うと20日のYOLOイベント。

コロナの影響もあり残念ですが中止...しません!

着々と準備しております。

YOLOが出来て初めてのイベントです。

YOLOらしさが前面に出るイベントにしていきたいと思います。

コロナウイルスの対策も万全にしておりますので(アルコールとか品薄マスクとか手洗い準備しております)

足を運んでいただけたら幸いです。

ではではー。

2020.02.26

人の振り見て我が振り直せ

 一巡してまわってまいりました(^^; (一か月は早い早い!)

今は、メインスタッフ4名でブログを綴っておりますが…今後、スペシャルゲストも!??

インフルエンザな話からおすすめ本、障害者運動の歴史…ときて、さて何を書こうかと迷いもしますが…。

改めて、一般社団法人YOLO・FUKUI 代表理事のきたやまです。

(あまり役職等を重視してこなかったもので、なかなか定着しません(笑))

日々、思うことが多々あり、これまた、なかなかまとめることができません。

そうそう…

まだまだ、「障害福祉サービス」という名称は浸透しておらず、人様に説明するときもよく「介護保険」に例えて説明をします。「相談支援専門員は、介護保険でいうケアマネで…」「生活介護は、介護保険でいうデイサービスで…」とか。そうやって説明すると、なんとなくでも分かっていただけたりします。

障害と一言で言っても、身体、知的、精神、内部、そして、視覚、聴覚、中途…。障害福祉サービスも、訪問(介護)系のことを就労系の方は全く分からなかったり、逆もしかり。通所系の人が就労系のことは分からなかったり…。重度訪問介護というサービスを知らない相談支援専門員さんもいらっしゃいます。正直、高齢者福祉より複雑であることは明瞭で。

だからこそ、日々この仕事になんとなーくで携わっている人(自身の向上心のない人)は、いろんな意味でかわいそうとも思います。

そんな人達もいる中で…最近よく、それまで所属していた組織を抜け、ネクストステージに向かう人と会う機会が多く。

輝いてますねーーー✧✧✧

この業界は独特で、損得を考え営利を求めたらつぶれます。

確かに、組織を“維持”するためは大事ですが。

(資本主義社会での福祉の立ち位置は勉強したつ・も・りです(笑))

そうやって志ある仲間が増えていくのは心強い。

題名についても言及したかったですが、今日はここまでm(- -)m

2020.02.20

自立生活史とYOLO・FUKUI(3)

 その3『現在の自立生活者の足元とは』

 

前回からの続き

 

そういった先達の開拓時代があったから、現在では重度障害者でも地域で自立生活が出来るような時代にはなりましたとさ!!

が、しかし!今もまだまだ障害者やヘルパーの平穏で自由な生活の保障を担保するものって無いんだよね

なんでだろ?障害者も同じ人間では無いのかー!? 

やっぱり綺麗事抜きに、※世間では『生産性』がなんだとか言われているんで、同じ人間とは認められていないってことなんだろな。まだまだ闘争(ふれあい)の歴史は続くのです。

資本主義的に露骨に言うと、ヘルパーっていう生産性をも奪っている。

※国は”憲法11条、13条、14条、25条あたりに権利を謳っているはずなんだけど、まだまだ『不断の努力』が必要なのだろね。

 

だから相も変わらず、障害者達は支援者(ヘルパー)に遠慮した生活をしている。もちろん、障害者達も色々考えて、それを払拭するために"自立生活センター"(米国70年代に発祥。日本へは80年代に輸入)って言う障害当事者団体を作ったんだけどさ。

障害当事者が組織のイニシアチブを取り、組織的に介助者(健常者)をコントロールしていくという団体。要は障害者と健常者の力関係の逆転。

そこは、当事者主体のルールを徹底させることで遠慮を減らし、主体的な生活を可能にしている。でも活動しない(出来ない)障害者には辛い組織かも。。凛としてなければならないからね。健常者にナメられたら終わってしまう危険性を孕んでいるんだよね。特にカリスマ的な障害当事者がいなければ脆い可能性がある(一般の会社と同じと言えるよ)。組織的にカチッとさせる力量は障害者と言えども絶対必要な組織です。

 

障害者達が命を賭けた自立生活運動が始まって約50年。ちょっとずつ良くなっていっているのは事実ですが、ヘルパーの誰かが欠けたら障害者の生活は破綻するっていう脆弱なシステム(報酬体系等により)なのは変わらず、当然、障害者はヘルパーを選べない。それでも選ぶ!ってならそれ相応の制約ってのが出てくる。制約ってのも『生活がスムーズじゃ無いから歯痒い』程度じゃなくて、代わりのヘルパーいないから生活そのものが成り立たないっていうモンだ(特に地方ほど)。

やっぱ懐深い精神で、主体的に

ヘルパーを育てる!惹きつける!

って風に自立してないとまだまだ大変なのは確かだなぁ。

 

結局、マイノリティはどこまで行ってもマイノリティ。吠え続けていないと抑圧される運命なのは絶対よね。

フーム、これが

『われらは自らが脳性マヒ者(障害者)であることを自覚する』

ってヤツなのか。。。

 

じゃあ、YOLOってどう言う組織なの??それはまた別の話

2020.02.19

自立生活史とYOLO・FUKUI(2)

 その2『自立生活はイバラ道?!』

 

前回からの続き

 

そんな時代(1970年代)に、長時間介護が必要な重度障害者が自立生活出来るような公的制度なんて当然無かった訳だから、人(ボランティア)を惹きつけられる魅力的で行動的な障害者だけが地域で自立生活が出来ていたんだって。まぁ障害者社会も当時(今もか?)は能力主義ってか。。

でも、そんなカリスマ障害者であっても、ボランティア頼りの生活には限界が有ったんだよね。だってさ、ボランティアヘルパーは他に仕事しないと生活出来ない訳だからさ。日々、明日のヘルパーを探すっていう、脆い自立生活だったんだよね。ウーン、Dead or Alive

 

それでも自立生活が良い! そういった事で、地域で安心して暮らす為のヘルパー制度ってのを、国や自治体に求める障害者団体(在障会/全国公的介護保障要求者組合)が出て来たってさ。なるほど、自然な流れやね!んで、80年代からの自立生活センターの台頭によって各地で介護保障が加速していき、ついに2003年、措置から契約への支援費制度に繋がった訳だ!

 

で、それで障害者達の生活は安定したのかのー?いやぁ、法改正毎に足場は揺らぎます。でも、えーと、当事者達やその組織の頑張りで、2年、3年ほど前にやっと全都道府県で24時間の介護保障が出来ましたとな!!(でも自治体レベルではまだまだ。福井市は大丈夫!)それでヘルパーという職業も自治体によってはそこそこ成り立つようになりましたかね〜。でもまだまだそこそこだよね。だって元々、ヘルパーへの報酬は一回数百円から始まったモノですから。

障害者・ヘルパーの皆さん、これ踏まえんとアカンのやでの!!

coming soon…

重度訪問介護(東京都重度脳性マヒ者介護人派遣事業)のこと

書籍『福祉と贈与』も事務所にございます

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