YOLO日記

2020.10.19

鬼滅の刃

 とうとう、公開されました。

劇場版鬼滅の刃「無限列車」編。

この福井でも大賑わいです。

公開日翌日に少し様子を見に行ってみたのですが・・。

恐ろしいほどの人!人!人!

コロナの影響何のそのって感じでした。

この半年間あんなに人を見たのは久しぶりでした。

気になる劇場版鬼滅の刃、内容は・・・ネタバレになるので言いません。(漫画は読んでいるのですが)

あらすじなど知りたい方は「鬼滅の刃 あらすじ」で検索してみてください。

って事で、ちょっと違う角度からこの鬼滅の刃を見ていきたいと思います。

この鬼滅、漫画を全部読んだのですが、読んだ感想が

「ハリー〇ッターと似てる!」と感じました。

若干構成や背景などは違いますが、すごく内容の進み具合が似ていると思いました。

例えば

主人公の傷

主人公と敵対関係にある人物との関係性

基本3人組(鬼滅は+1人)

大切な人の死(兄弟であったり、師であったり)

精鋭部隊の構成

様々な敵の能力ナドナド・・・

似ている部分があります。

ただ、決定的に違うのが

「人情」

が見えるという部分です。

鬼滅では様々な鬼が出てきますが、鬼になるまでに不条理な現実というもの打ちのめされてきたものが鬼になっています。

家族の愛を裏切ったもの、兄弟という絆で生きてきた兄弟、同じ家系でのお家騒動、

絶望の果てに見つけた幸せを打ち砕かれた父親など

様々な人間模様が鬼滅には盛り込まれています。

それを理解し、その人情に触れ、時に涙し、時に怒り、時に憐れみ、時に喜ぶ。

主人公は抗えない現実と共に鬼を倒し、その人情と向き合うという部分がこの漫画の心だと思います。

この社会には社会によって生きることが出来ない人々が数え切れないほどいます。

その一人ひとりは自らいばらの道を選んでいるわけではないと思います。

誰もが幸せを求め、信じ、動いていった。けど、出来なかった。

だから時に犯罪が起き、争いが起き、憎しみ合いが起きた。それを他者はアイツが悪いと非難する。

一見身勝手な行動もひも解いてみると実はどうしようもない社会が生み出しているケースもあるのではないのでしょうか?

それを私達は見て見ないふりをしていないでしょうか?

人間の心模様は時代と共に変化しますが、幸せという根底は変わりません。

この漫画を通じて不条理と言われる世の中を否定するのではなく、様々な人情に目を向けるという行動をひとりひとりが出来たらと思います。

まぁ、このご時世(鬼滅の時代は明治なので刀はご法度なんですが)刀を持って戦えないので、刀を言葉に変えて向き合っていこうと思います。

くれぐれも密を避けて劇場に足を向けてはいかがでしょうか。

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